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綾川町 稲木健造さん、明美さん

「心も身体もほっこりする 自宅で農家民泊!」

今回は自宅で農家民泊を始められたご門徒さんの稲木さん宅にお邪魔して、農家民泊を始まられたほっこりする経緯についてお伺いしました。
稲木さんのお宅を訪ねると、ご主人の健造さん、奥さまの明美さんが笑顔で出迎えてくれました。民泊となる自宅は、農村でよく見かける母屋と納屋からなる民家。玄関先に「稲木家」の表札があるだけで、普段の生活スタイルを活かして民泊をしています。
✴️農村民泊を始められたのはいつからですか。
2019年から準備を始め、2020年1月に民泊の許可をもらいました。
✴️なぜ農村民泊を始めようと考えられたのですか。
あるご縁で外国の人を家に泊めた時、特別なおもてなしもない中でその人が大変喜んでくれたこと、そしてカタコトの英語と身振り手振りのジェスチャーで接した時の楽しい体験が農村民泊に興味を抱くきっかけになったと、その時のエピソードを楽しく話してくれました。
健造さんがJR琴平駅に勤めていた7年前の12月寒い日に歩き遍路をしていたイギリス人の若い女性が来て、「駅の待合室にテント貼って寝てよいか」と尋ねられ、健造さんが「待合室はダメです」と答えると、その女性が「外はいいですか」と再度尋ねた。
健造さんは女性のことが心配になり「外は寒いですよ、よかったら家で泊まりませんか」と言い、
奥さんに「今から外人の人を連れて帰ってよいか?」と電話連絡。奥さんは、「なんもないで〜!」と了承。
自宅までの道中、その時は軽トラで女性を助手席に乗せると「オ〜スモールコンパクトミニカー!」と言って喜ばれ、自宅に着き金色のピカピカの仏壇を見て「オ〜ブッダ」と喜ばれる。また、女性がお風呂に入り、次に家族がお風呂に入るとお湯がなくビックリ。女性はお湯を共有すると思っていない。文化の違いを体験し何か新しいことに触れたようで、この体験もお二人には楽しい思い出となったそうです。
 他にも、息子さん繋がりで中国の人、都会暮らしの人が泊まりにきて、田植えや稲刈りなどの体験を大変喜んでくれました。
外国の人、都会の人が見れば、この農村の風景・生活が一番喜ばれると感じ、夫婦二人となり空いている部屋を有効に使い生活しているそのままのスタイル+おもてなしの心で農家民宿を始めました。
✴️農家民泊「稲木屋」のおすすめは?
有機肥料のお米と地元の食材により食事、そして、うどん作り、田植え・稲刈りなどの農業体験を売りにしています。後、部屋の改装もしていないし寝具もあるもので対応しているので、何か特色があるものは?と考え「露天風呂」を造りました。五右衛門風呂の材料・施工は、全て友人の・提供・協力によって出来上がりました。露天風呂の周りは田畑で遮るものは何もなく開放感バッグンで大好評です。
✴️農家民泊をされてからの感想は?
宿泊されたお客様との交流が楽しく、快適に過ごしていただくために、常に考えるようになり生活の活性化につながりました。田植え・稲刈りがない月も何か体験できるように綾川町の特徴を生かした体験メニューを考え、地域の横のつながりを広げていきたいです。
住職:是非、お寺の体験コースも検討してください・
✴️お寺へのメッセージありましたらお願いします。
古い固定概念に囚われず、地域に開かれたお寺を目指していて、ラジオ体操や落語会等だれもが気軽に参加できます。幅広く、心の拠り所でありつづけてほしいと思います。
【稲木家】
住所:〒761-2306 香川県綾歌郡綾川町北235-1
 電話:090-8970-9510 気軽にご相談ください。
 1泊素泊まり 2名合計9,350円(税込) ※1名追加:3300円(税込)
 宿泊は定員5名まで
 露天風呂体験:2,200円(税込)
 うどん打ち体験:2名で2,200円(税込)